◆『冷え』注意!
ついこの間まで、今年の夏はいつまで続くのだろうと思うほど、季節はずれの暑さが続いていましたが、一転して北国からは冬将軍の便りが届くなど、一気に冬の様相を呈して来ました。
みなさん、風邪などをひいていませんか。
これからの時期、寒さで身体が冷えることは健康にとって大敵です。
特に、女性の皆さんは男性の比ではありませんので、充分に気をつけてください。
ということで、今回は『冷え』対策についてです。
◆血管の収縮?
女性の多くの方が、『冷え』に対する悩みを抱えているようです。
これは、女性が男性に比べて筋肉量や活動量が低いことに起因していますが、たとえば、寒冷刺激にさらされますと、「深部体温」の低下を防ぐため、放熱を出来るだけ避けようと身体の末端や表面の血管を収縮させます。
また、仕事などに集中しているときは、交感神経優位で緊張し続けていますので、血管は収縮している状態にあります。それでは、冬場のこのような状態から脱却して、『冷え』を少しでも改善するためにはどのようなことを心掛ければ良いのでしょうか?
◆副交感神経優位!
まずは、身体をなるべく暖かく保つこと、特に身体の末端や表面を暖かくすることが肝要です。
そして、血行を良くするためには、定期的に仕事などを中断して副交感神経優位な状態を作ることです。
可能であれば、1時間に1度はそのような状態を作ることが理想的なのですが、もし駄目なようであれば、午前中1回、午後1~2回はそのような状態を作ることを、おすすめいたします。
ちなみに、副交感神経優位な状態を作るためには、「腹式呼吸」を実践してみてください。
【深呼吸(腹式呼吸)】
◆リバースタイム?!
さらに血行を良くするためには、身体を動かすことが一番ですが、そのときのキーワードは「リバース」です。
すなわち、仕事などである姿勢を長時間続けたのであれば、その逆の(リバース)動きをすれば良いのです。
たとえば、長時間立ち仕事を続けたならば、椅子などに座って脚を体重から開放させたり、また、長時間デスクワークを続けたならば、立って腕を上げ大きく伸びをしたり、背中を大きく反らせたりすれば良いのです。ぜひ、お試しください。
記事提供:旭化成ライフサポート(株)