とまみ 40代・女性
お悩みのとまみさんは、トレーニングを始めて間もない時期から10キロを走れているようですね。
おそらく体質に恵まれていて、基礎体力も備えているので走れたのだと思います。けれど、このたまたま走れてしまったことで、今回のようなふくらはぎあたりの筋肉を傷めてしまった可能性が高いのです。
トレーニングを成功させる秘訣は少しずつ、負荷を高めていくこと!
特に陥りやすいのは、走りから2、3カ月離れていた方が、トレーニングを再開させるときに起こりやすいようです。
それまでに10キロ走れていたからといって、いきなり1時間続けて走ってみる、こうしていると、ヒザや股関節、あるいはふくらはぎに負担がかかりすぎてしまいます。
トレーニングを再開させるときには、トレーニングを初歩的なステップまで戻って始めるのが成功のコツと言えるでしょう。例えば、20分から30分、カラダを続けて動かせるか、歩いたり走ったりを繰り返します。
また、筋トレを平行して行うことで筋肉や関節のトラブルを最小限に防ぐこともできるでしょう。
ついつい自分は走れる、と思いがちですが、筋肉や関節は長期に渡って休んでいる間に、すっかり弱っているもの。ぜひ、再開させるときは、初歩的な段階まで戻って、カラダを走ることに慣らしていくことをオススメしますm(__)m
トレーニングの頻度も1週間に2から3回から始め、休息日(走らない日)をもっと増やすようにしたいですね。もう一つ、ふくらはぎに余計なダメージを与えないようにするために、コアマッスルをうまく使ったフォームを体得することです。
それには、ワニのポーズで背中周り、あるいは腹筋や背筋を行なって、コアマッスルを同時に鍛えておくと良いですね。休息日にあたる日に、積極的に筋力トレを行なうことをオススメします。
今現在、痛みがあるうちは決して動かしてはいけません。
ストレッチだけは入念に行い、痛みの原因を無くすことが先決です。
どうしても歩きたくなる、あるいは走ってしまった、という時に痛みが出た場合は、素早く氷でアイシングを行なってください。
スポーツ時の筋肉・関節トラブルは、氷(アイシング)が大いに助けとなってくれます。
氷のう、あるいはビニールに入れた複数の氷を患部に隙間なく接地させ、固定させて冷やします。凍傷予防のためにガーゼなどを患部に引いてからサランラップなどで巻きつけると良いでしょう。この体勢で10~20分ほど
冷やすことで、筋肉・関節周りの痛みを和らげることができます。
アイシングは、競技者のように継続させてカラダを動かしている人たちの間では日常的に行っているボディケアの最善な方法と言えますので、ぜひ氷の力を利用してみてくださいm(__)m
アイシングで冷やすとき、運動後になるべく早いタイミングで始めるのが効果を上げるコツなのですが、このとき、汗のついたウエアのままで行うと体全体を冷やして風邪を引く要因につながりやすいもの。アイシングと同様、清潔な衣服に着替えることもお願いしますm(__)m