現代社会において、目覚しい程の技術改新が進む一方で、新たなるストレスの要因も増えているのも事実だと思います。
今日は疲労回復を促進し、「気分転換」や「エコノミークラス症候群」予防にもなる『アクティブレスト』をおすすめしたいと思います。
ちなみに、『アクティブレスト』は、身体を動かす機会が減ってきている現代人にとっても効果的な疲労回復法です。
ぜひ、日常的に励行してみてください。
アクティブレスト?
アクティブレスト(Active Rest)とは、スポーツトレーニングの専門用語で、日本語では「積極的休息」と訳されますが、アクティブに活動しながら心身のリフレッシュを図るという意味合いです。
すなわち、疲労回復のためには完全休養を取るよりも、あえて身体を積極的に動かし、能動的に疲労回復の働きかけをして休養を取るということです。
疲れていればいるほど身体を動かしたくない、完全休養の方が楽だと考えがちですが、実際はアクティブレストの方が明らかに疲労回復が早く、スポーツ選手にとってメリットが大きいのです。
ある調査によりますと、1980年から2000年までの20年間で、大都市圏のサラリーマンの勤務時間は、「8時間36分」から「9時間30分」に増加し、一方睡眠時間は「7時間1分」から「6時間8分」に減少したとのことです。
つまりは、この20年間で、勤務時間は約1時間増加し、逆に、睡眠時間は約1時間減少したことになるわけで、疲労は確実に増えたにもかかわらず、疲労を取り除く睡眠時間は減少し、その結果、今や多くの人たちが『国民総疲労民』になりつつあると言っても過言ではないように思われます。
そこで、スポーツ選手の疲労回復だけでなく、現代の日本人こそアクティブレストが必要不可欠なのではないでしょうか。
ということで、
・デスクワークや会議で長時間同じ姿勢を取って腰が固まってしまったら、腰のストレッチや腰の曲げ伸ばし
・パソコンの使い過ぎや事務作業で肩が凝ってしまったら、肩のストレッチや肩回し
・立ち仕事で脚が疲れてしまったら、軽いウオーキング(その場での足踏みでも可)
Etc.etc.
提言:TPOに合わせ、こまめに『アクティブレスト』を!!!
記事提供:旭化成ライフサポート(株)