[2012.08.16]
沖縄と言うと海というイメージが強いですが、
山にもまた格別に素晴らしいロケーションが広がっています。
2000年に世界遺産として登録された「御嶽」はすばらしく美しいところで、
南城市を中心に点在しています。
パワースポット巡りを走って回るのは最高に楽しいイベントとして人気がありますが、
沖縄のパワースポットといえば、この御嶽ですので、ぜひトライしてみてください!
そもそも 「御嶽(うたき)」とは、
奄美諸島から宮古・八重山にいたる南西諸島に広く分布している聖地の総称。
中でも、南城市にある「斎場御嶽(せーふぁ うたき)」は、
琉球王朝時代の国家的な宗教組織との関連が深く、
せーふぁ(霊威の高い聖なる場所)の名前が示すように、
巨岩や聖樹に包まれた空間の中には、
首里城内にある部屋名と同じ名を持つ拝所があり、
当時の王府と斎場御嶽の関わりの深さをみることができます。
空と海を大切にする沖縄ならではの、
空を仰いで統治を納めた、今から200年以上前から伝わる御嶽。
今でも大切に伝承しているのですね。
ちなみに、太陽をTIDA、海をニライカナイという神様として沖縄では考えられています。
世界遺産に登録される前は、男性の出入りは禁止されていて、
国王のみ入ることを許された御嶽。
この御嶽、実は沖縄の人たち、本当は世界遺産にしたくなかったという説もあります。
それは、世界遺産にすることで観光地化すると、聖地が乱されるのではないか、と危惧したからだと言います。
12年前までは男性は入ることができず、
一般の人は、そういった聖地があることも知らされず、静かに時を重ねてきた御嶽。
とても貴重な地ですので、ぜひ体験してみてください^^
最高聖地である斎場御嶽は、
那覇市の首里城から出発して車で40分くらい。
距離で15キロから20キロくらいのところにあります。
私はこれまで6回行きましたが、どの日にも御嶽から違う印象を感じました。
巨岩と聖樹に包まれた空間は、アバターの世界のような、
あるいは2000年前の琉球時代にタイムスリップしたような、異空間を想像させてくれます。
秋の涼しい風が吹く頃になったら、
ぜひ那覇市から走って、清々しい気持ちにさせてくれる、
この斎場御嶽を参拝したいものです。
ちなみに斎場御嶽の中は走ることはできません。
中へ入ったら、歩いて参拝ですね。
斎場御嶽を出るとすぐの場所に、
とってもオシャレなカフェがあります。
聖地の趣きからは少し離れますが、
ウッド調の可愛らしい店内からは、
美しい海に浮かぶ久高島を一望することもでき、
格別に美味しいお茶を飲むことができます。
ぜひこちらもオススメです^^
ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。
自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。