トップ > お悩み相談室 > ランニング歴は2年ほど。目標はフルマラソンなのですが…。

1日おきに会社帰りの道のり12キロ程度を走っていますが、休前日だけは距離を伸ばして走れるところまで走るようにしています。 2週間ほど前ですが、普段より体の調子が良く、一気に25キロを走りました。

もともと10キロを越えてくる辺りから右足首の内側に痛みが出てくることが常態化していて、けれども走れないほどの痛みではなかったのでその日も痛みを無視して走ってしまったのですが、翌日から足首に腫れと歩くだけでも痛みが出てしまいました。

しばらく走るのはやめて、様子を見ているのですが、現在もまだ腫れは残り、痛みも完全には消えず、走れるほどには回復してくれないので、先日整形外科に行ったのですが骨に異常はなく、やはり走りすぎによる腱鞘炎だと言われました。

このまま走るのをストップして痛みが引くのを待っていればいいのか、また、痛みがなくなったとしても、再び距離を伸ばして走ったら痛みが再発しそう。

ちなみに目標はフルマラソンの完走です。

ふゆこ 30代・女性

アンサー

ふゆこさんのお気持ち、痛いほどわかります。
けれど、ご安心ください。
多くの市民ランナーも同じように故障に出合い、
その痛みをきっかけに、正しいフォームや適切なランニング・スタイルをつかんで
きています。

走ることで生じた痛みは、身体からのシグナル。
このやり方は違っているんだよ、と教えてくれているのですね。

恐らく、通勤ランである場合、
荷物を持つことで自体重以外の重さがかかっていたり、
アスファルトのコースを走ることが多かったり、
準備運動不足ということも考えられるでしょう。

これらは全て脚の痛みとなって現れやすいもの。
脚が丈夫でない限り、通勤ランは故障を招く要因となりやすいので、
できればしっかり準備の整えられるタイミングで走ることをオススメします。

また、足首への負担の多いランニングフォームであったこともあるとお察しいたします。

正しいフォームで走れば、 脚の痛みは極めて出にくくなります。

正しいランニングフォームとは、
コアマッスルを使えていて、
骨盤の動きで主に推進力を生み出すフォームです。

では、フォーム作りに進みましょう。
実は、走る前後が大事。

故障経験者は、走る前に筋トレを行うのは必須です。
大腿部を鍛えるスクワットやふくらはぎを鍛える背伸びポーズの繰り返し、
ワニのポーズのスタビラゼーションなど。
しっかりコアを意識できてから、走りだすようにしましょう。

そして走る前後のストレッチでは、脚まわりだけでなく、
背中、首、足首と、全身をしっかり伸ばすこと。
身体がほぐれるのに、おそらく30分近くの時間を要することになると思います。

また、シューズには、足型に合ったインソールを装着することも、
思わぬトラブルを引き起こす要因を防いでくれるでしょう。

こうして考えてみると、
快適に走るためには、
走る時間以上に筋トレやストレッチなどのケアが大切であることがわかりますね。

ちなみに、筋トレとストレッチを丁寧に続けていると、
結果的にランニングの実力もメキメキと上がってきます。

すでに現時点で25キロ走れる力をお持ちなので、
脚の痛みがおさまれば、フルマラソン完走も間近。

今回の故障をきっかけに、
安全に走り続けられるフォームをマスターし、
快適なランニング・スタイルにスイッチされると存じますので、
フルマラソン完走も現実的に間近になりますね。

ちなみに、痛みのあるうちは決して走ってはいけません。

足首の使わない筋トレとストレッチ、
そして、水泳がオススメです。

たとえストレッチと筋トレだけであっても、
筋肉量を落とさなければ大丈夫。

走れる身体作りは、走らなくても準備できるのですね。

最後に、
走り終わった後、氷を用いたアイシングをすることで、
瞬時に痛みを軽減することができます。
痛みのある部位に15分ほど氷をつけるだけ。
また、心臓よりも高い位置に固定できればなおベターです。
これだけで痛み(炎症)はおさまるので、
ぜひアイシング習慣、始めてみてくださいませm(__)m



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