[2013.3.15]
フルマラソンを走ると、体はもちろん、心も強くなると言われています。
その根拠には、快ホルモンの存在が大きいでしょう。
走り出してから数分経つと、脳下垂体からオピオイド系のホルモン・
ドーパミンが分泌されます。このドーパミンは希望のホルモンとも呼ばれ、
幻想や妄想、あるいはひらめきを浮かべることのできる快のホルモンです。
さらに走り続けるとセロトニンやβエンドルフィンという夢や妄想を現実に
しようとホルモンが分泌されます。つまり、走り続けることで夢がふくらみ、
その夢を現実にしようとホルモンが積極的に分泌されるのです。
これらのホルモンの力が、夢を叶える原動力となり、心を強くさせてくれている
のですね。フルマラソンとなると30分どころか、4時間、あるいは5時間以上、
前進し続けることになりますから、快ホルモンが多量に分泌されることも期待大です!
また、ランニングには、大脳を活性化させる効果もあると言われています。
加齢に伴う脳の衰えは、柔軟体操では改善できなくとも、走ることで防止
できると言われています。
走るコースをその日の気分によって変えることで脳は新しい刺激を受け、
機能を活性化できるのです。マラソン大会のように普段走ることの
できない車道の真ん中を走るとなると、脳内は驚くほど強い刺激を受け、
ビューティ効果も絶大だと言えるでしょう。
これらのホルモンが分泌すると身体は快の状態となり、身体は否応なしに
ポジティブな考えに支配されます。創作活動をする多くの芸術家が走るのにも、
走ることで頭が冴えるからでしょう。
昨年末から今春にかけてフルマラソンを完走された方の中には、快ホルモンの
支えもあって、念願の夢を実現させている人も多くいるのでは?まだ実現させて
いなくても、すでに具体的なプランを考えている方もいるでしょう。
フルマラソンを走った翌日などは筋肉痛でかなり苦しい思いをするものですが、
筋肉組織は使うことで一時的にはダメージを受けますが、そのダメージを受けた
おかげで体内では新たな生成・再生のための成長ホルモンが大量に分泌され
ています。この成長ホルモンこそ、キレイな体と心を作るパワーの源なのです。
実は私も3月に開催された名古屋ウィメンズを走らせていただき、見事(笑)
完走いたしました。おかげで体内には快ホルモンが満タン!!新しい夢も大きく
膨らみました。私の場合、レース35キロ地点あたりでひらめき、レース翌々日
には、はっきりとしたプランとなりました♪新しい夢を持ちたい方、夢を叶えたい方、
春はもうすぐそこ。ぜひ、近くの大会から参加してみてはいかがでしょうか?
ランニング関連の雑誌・書籍の企画制作をはじめ、42.195kmリレーマラソンなどのランニングイベントのプロデュースを手掛け、ランニングマガジン『クリール』(ベースボール・マガジン社発行)、『ランニング生活』(コスミック出版発行)では、女性を対象とした連載ページを展開しています。
在籍中の早稲田大学大学院では、“走ってキレイになること”を科学レベルで解明しようと、女性の運動習慣と肌の関連について研究中。
自身も走り続けながら、より多くの女性たちへランニングライフを提案しています。
ちなみに女優・本仮屋ユイカの叔母でもあります。