宮崎市内から日南海岸沿いを2時間ほど走ると、古都の雰囲気が漂う飫肥城下町にたどり着きます。歴史を感じる町の一角にある「服部亭」は、飫肥藩商人・服部家の屋敷を改装した料亭。ランチメニューの“服部膳”は、お刺身や田楽、季節の野菜などの旬の味覚を味わえます。抹茶とお菓子のセットなどのデザートもあり、城下町散策後に立ち寄るのもGOOD！広い和室から美しい日本庭園を眺めながら、ほっこりとした時間を過ごせますよ。

日南海岸を南下して、猿が生息する幸島の少し先の峠を越えると、透き通った海が広がる「恋ケ浦」にたどり着きます。海外のビーチリゾートのように静かで美しい景色に加え、交通量が少なく自転車で走りやすいエリアです。宮崎市内から距離があるので、日南線で日南駅まで電車輪行して、そこから自転車で走るのもおすすめですよ。さらに南の都井岬を目指す方は、ぜひ休憩所として恋ケ浦に立ち寄ってみてください。

日南市北郷駅から自転車で30〜45分の山奥にあるエスプレッソ専門店。時間をかけて自家焙煎した豆で入れたコーヒーを味わえます。さらに、敷地内には源泉かけ流しの足湯があり、コーヒー片手に至福のリラックスタイムを過ごせるんですよ。お店までの道のりは緩やかな上り坂で、田んぼの中に民家が点在する“昔から変わらない田舎の風景”を楽みながらの軽いヒルクライム。タイミングが合えば、散歩中の猿に出会えることも。

日南市街から自転車で1〜2時間、いくつもの峠を越えていくと、宮崎が誇る大草原「都井岬」。日本の在来馬で国の天然記念物に指定されている野生の馬“御崎馬”が生息し、迫力のある姿を間近で見られます。日本でも珍しい、野生馬と一緒に大草原を駆け巡っているような気分を、ぜひ味わってください。きっとワクワクが止まらなくなりますよ。太平洋に囲まれた宮崎県の南端、都井岬から眺める夕日も絶景です。

南郷駅のすぐ近く、甘い香りが漂う老舗のお菓子屋さん。ずらり並ぶ自社製造の和洋洋菓の中でも人気商品は、丁寧に手焼きする“カステラ”。ご当地の定番スイーツとして愛されています。また、カツオの頭の形をした“カツオ最中”は、白あんに地元産かつおみそを練り込んだオリジナルスイーツ。甘み・塩加減・酸味のバランスが絶妙です。サイクルラックがあるので、ぜひ自転車旅の途中の甘味チャージに立ち寄ってください。